クロスカントリースキーの寒さについて
ピョンチャンオリンピックで私にとって注目協議はクロスカントリースキーです
どうやらテレビてみていると分かりにくいですが、ピョンチャンはとても寒いようですね
私もクロスカントリースキーをやっていたのですが、試合では一番寒い時でも-8℃くらいでした
どのくらいの寒さかというと
まず、アップをしても体が冷える
スタートする前に防寒着を脱いだ数秒で体が冷える
そんな環境ですが、レース中はそれでも体が温まり、汗をかきます。
上り坂では心拍が上がり乳酸も溜まります
息が上がりますが、勢いよく吸い込む空気がのどを刺すように冷たいです
そしていい具合になったと思ったころに下り坂です
下り坂では、上り坂でかいた汗が凍り、体中を冷気が襲い、せっかく温まった体をどんどん冷やしていきます
体中を突き刺す冷気が痛く、レース中にも関わらずスピードをゆるめようかと思うくらいです。
そんな寒さの中、エッジの付いていないスキーをパタパタしてカーブを曲がります
大体の人は転びます
そして雪でまた体が冷えますが、我慢して走り続けます
クロカンをやったことが無い人は、選手が着ているタイツは風を通さなくて暖かい素材なのだろうと思うのかもしれません。
そりゃ普通のタイツよりはね。
それでもタイツみたいな薄い素材で氷点下で暖かいわけがないのです
-10度以下で試合をするのはどれほど過酷であるのかということは言うまでもありません
オリンピック選手となると時速40km以上のスピードが出ます
体感温度はいかほどか・・・・
観戦するときは選手のそんな過酷な状況をすこーし創造して見てみると面白いでしょう
ゴール直後の選手の顔なんて、鼻水ダラダラでツララが出来るほどにすばらしい表情です
いや、過酷なスポーツです
2018-02-12 15:29